苦情は一切受け付けません
老人は砂浜に腰を下ろし
静かに海を眺めていた。
何の目的も無く長い時間
寄せては消える波を
ただぼんやりと眺めていた。
たったの3年の時間
その間に全てが変わってしまった
この世界に大事な家族や
友達も皆が居なくなった。
帰る家さえ無く
残されるのはかすかな記憶と
何も入ってない漆黒の箱のみ。
老人は深い溜息を吐き
記憶の糸を辿った。
3年程前の
あのよく晴れた日の事を・・・・
あの日、海辺を歩いていると
子供達のはしゃぐ声。
目を凝らして見ると、大きな亀を
皆で苛めていた。
亀は涙を流し哀願する目で
こちらを見つめている。
私は可哀想に思えて
その場へ駆けていた。
そして子供達に苛めるのをやめて
亀を海に返してやるよう頼んだ。
すると
ガキ大将ふうの子供が言った。
「俺達が捕まえたんだ
俺達の勝手じゃないか。
お兄ちゃんには関係無いよ。」
取り付く島が全く無い。
亀はやはり涙を流しながら
私に哀願しているように見えた。
「これをあげるから
もう許してやってくれ。」
私は魚の行商で得た金を
全て子供達に渡した。
「お金をくれるの?
じゃあ亀あげるよ」
子供達は喜んで
走って帰っていった。
私は傷ついた亀を海に戻し
「もう、ここに来ちゃだめだぞ」
と言った。
亀は嬉しそうに大海原へと
帰っていった。
全ての金を渡してしまったが
清々しさがあった。
<きっと親兄弟も
許してくれる事だろう。
またこれから漁を頑張ろう。>
数日後、俺は漁へと向かう為
砂浜を歩いていた。
すると、海岸近くの水面から
亀が頭を出してこちらを
見つめている。
<まさか!?>
と思い駆け足で
亀の所へ向かった。
<あの時の亀だ!!!>
「お前だめじゃないか!
ここに来たら、危ないぞ」
すると亀が
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マジメなんは疲れたからタンマ
たぶん続く と思う。
もう後は砕けちゃうからな